ウェルカーサ新中野・共用空間 / 集合住宅エントランスホール
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 エントランス・アプローチ
47世帯の賃貸集合住宅です。
今回はそれらのなかの一部、エントランス廻りとエントランスホールの設計をご依頼いただきました。

大型の賃貸物件が増えつつある昨今、ホテルのようなりっぱなエントランスホールや、商業施設のような斬新なデザインのエントランスもめずらしくありません。
しかし中規模の集合住宅では、大規模物件とエントランスホールの広さや斬新さを競ってみても所詮かないません。
そして斬新なデザインの賞味期限は短いです。

・どこのマンション・エントランスホールにもないこだわりの空間
・リニューアルを繰り返すのではなく、年数がたっても古さを感じさせない
・にせものの材料を使わず、本物の材料を使い、経年で味が出てくる空間

これらをコンセプトに本物の材料を使い、アーティストとのコラボレーションでアート満載のエントランスホールができあがりました。


・企画・設計   : シーン設計工房・萩原幸枝
・アートデザイン : 持田真理子
・鉄製作      : オアシス・渡辺薫
・木工製作    : 楠工房・安井豊



正面の壁には百合の花をモチーフにした漆喰壁画
中央には鍛造の足をつけた無垢材のベンチを置きました
 
 

面格子の役目をはたす鍛造のアイアンアート「生命の樹」
枝はまるで成長を続けているように壁やサッシ面にも伸びています
 
 

アンティーク布を使ったタペストリ
エレベータに向かう壁には間接照明で足元を照らします
 
 

オートロックのエントランスホールなので、デザインのバランスをたもちながら
隙間から、人がはいれないような工夫も必要でした

 <ディテール>
   
   
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